中期見通しでは、作付けの適正な地域割り、スケール・メリット、農業の進歩および研究・開発の成果(AGRICEの目標は生産コストを2005年までに1フラン/リッターに下げることである)により、ギャッフを埋め、バイオ燃料に関するマクロ経済上の競争力をつけることが可能となる見込みである。
3.4 マクロ経済の側面
過去の分析から、2.2フラン/リッター(0.34ECU/リッター)と2.4フラン/リッター(0.37ECU/リッター)の間のミクロ経済的ギャップが明らかになっている。化石燃料のコストの増加が見込まれるにもかかわらず、我々は0.9(エタノール)と0.6フラン/リッター(菜種メチルエステル)の間の、中期的なギャップを予測できる。そしてこのギャップはマクロ経済効果(温室効果、貿易収支、雇用等)により狭められるであろう。
4. 研究・開発プログラム
4.1. ACRICEプログラム:化学とエネルギーのための農業(ADEMEが運営するR & Dプログラム)
1994年、ADEMEはAGRICEの協動および運営のための機関として設立された。ACRICEの使命は、化学とエネルギーを目的とした農業資源のための新しい市場を開拓するための、研究活動を協動、支援することである。
-パートナーシップ
AGRICEは5年の期間で設立され、この期間は更新可能である
組織は以下のパートナーにより構成される:
-農業、産業、研究および環境省
-農業の研究に関する国立研究所(INRA)、フランス石油協会(IFP)
-Rhone Poulenc持株会社、TOTAL、LimagrainおよびEDF
-専門家協会:小麦生産者(AGPB)、甜菜糖生産者(CGB)および油種生産者(ONIDOL)
-ADEME
これらのグループは3つの主要な目標を持っている:
-フランスおよび欧州におけるバイオ燃料市場において5%のシェアを確保すること
この目標は百万ヘクタールをカバーできるが、これは共通農業政策(CAP)の枠内の減反地の60%にあたる広さである。この目標で考慮すべきは、AGRICEはバイオ燃料の持つ国際経済、環境およびエネルギーへの影響を改善したいと望んでいることである。
-固体および液体バイオ燃料(藁、サトウキビ、早成樹木、植物油)からのバイオ電気