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リとトロルへッタンのごみ収集事業者は、個別のガストラックをフリートに組み入れた。この報告書の作成時点で運行されている天然ガス・トラックは約33台、バイオガス・トラックは3台である。

LB50プロジェクトは、天然ガス・トラック50台を購入することを目標としている。NUTEKは、バイオガスを50台とすることを提案しているが、ガス業界は、市場の成熟度や利用しやすさの面で十分ではない、と指摘した。同プロジェクトの出資側は、20台のバイオガス・トラック・プロジェクトを始動・継続させることを責務としている。また、約15〜1万8000台のトラックを運行している運送会社は、バイオガス・プロジェクトを始動させており、50〜70台のバイオガス・トラックの導入を目指している。これらは1998年初めに運行が開始される。

 

ガスの取引

イェーテボリのごみ処理事業者は、23台のバイオガストラックを導入するEUのThermieプロジェクトに関与している。

バイオガスは、トラックの車庫から相当離れたところで生産されるため、パイプラインでバイオガスを上流部門に輸送することはできない。そこでガス生産者が、トラックで利用されるのと同じ量のエネルギーをパイプラインに送り込む。バイオガスはトラックまで輸送されないが、トラック市場では、スウェーデンや他の国々における「グリーン電力」の取引きと同じように、取引を開始するのに必要な需要が生まれた。

 

「北欧共同ガスバス・プロジェクト」以降に運行しているまたは購入された大型自動車は次の通り。

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