すべての費用を合計した結果は以下の通りである。この費用はいつか誰かが支払わなければならないが、この報告では、言及されていない。各バスの走行距離は年間7万キロメートルである。(単位:1000クローナ)
ディーゼル 天然ガス バイオガス エタノール
投資 2 27 27 6
燃料 0 0 0 110
サービス 10 30 30 50
小計 10 57 57 156
外部費用 59 20 18 38
総計 69 77 75 194
例外として、すべてのオプションに対する整備は半減される。このため、完全に商業化された場合のエタノールバスの筈1増し費用は4万クローナ、ガスバスの筈1増し費用は20万クローナとなる。さらに、近い将来において、ディーゼルバスの価格と税金は上昇し、天然ガス、バイオガスおよびエタノールの価格は安定する見通しである。
完全に商業化され、外部費用が同じ場合は、上記の数字が以下の表のようになる。
ディーゼル 天然ガス バイオガス エタノール
割増し費用 10 34 34 138
合計(外部費用を含む) 69 54 52 176
5 市場
5.1 大型自動車の販売
マルメーにおいて製造された初のスウェーデン製NGVバス(3台)は信頼性のあるものであった。これらのバスに続いて、ボルボの最高経営責任者(CEO)、Pehr G Gyllenhammar氏とイェーテボリ市のGoran Johansson市長との交渉により、同市は20台のバスを発注した。これら23台のバスが利用できる、財政的な奨励措置や政府の支援金はなかった。
この後、マルメー、ルンド、イェーテボリ、リンシェーピング、トロルヘッタン、ウプサラの各市がほぼ例外なく、増加価格に対して25%から最高80%の補助金を受けてバスを導入した。
すべてのバスが順調に走行している中、スウェーデン国家電力庁(Vattenfall)とイェーテボリ・エネルギーは、都市部においてトラックの燃料に天然ガスを利用した際の実状に関する予備調査を実施している。同調査は、1989年から90年にかけて行われたもので、「LB50プロジェクト」と呼ばれる。同プロジェクトによって、イェーテボリ・エネルギーとVattenfallは、NEUTEKの資金援助を受け、30台の天然ガス・トラックを購入した。
スウェーデンの大手鉄道運営会社SJ、lCAスーパーマーケット、およびイェーデポ