実際の利用
審査段階までの期間に、政府指導による取組みの長期の焦点を維持するため、多数の手段が必要となる。開発のモニタリングや得られた経験を生かすことで、完了済みまたは進行中のプロジェクトの成果を活用する。審査段階までに行われるべき主な措置を以下に示す。
・フォローアップおよび評価のための広範なプログラム。これは知識の蓄積に寄与する。フリート試験や再生可能な資源を利用した様々な燃料がプログラムの対象となる。
・新しい種類の自動車に利用する燃料の取り扱いおよび利用を焦点とした研究開発プログラム。最初の課題は、健康面および環境面への影響、流通や消費段階での燃料の特徴、燃料供給に必要とされるインフラ、様々な燃料についての大規模または限定的な利用の可能性である。立案および決定過程についての研究なども必要である。
・国際的なレベルで、運輸部門による問題に一層の焦点があてられている。世界中で地球気候の問題や地域交通環境問題を対象とした同様の様々なプロジェクトが進行中である。経験・知識の蓄積、スウェーデンの経験を他国と共有するために、集中的かつ積極的に経験を交換しあうことが望ましい。
KFBは、98年〜2001年まで、上記すべての事項にかかる費用は年間約4000万〜6000万クローナになると推定している。