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・国が明確な目的および方針を打ち出すこと。これは、長期的に国際的な支援を得ることにつながる。目的は、交通およびエネルギー政策、ならびに世界、地域、国内の環境面の目的と運動するものでなければならない。

・業界との開発協力により大学など長期にわたり経験を蓄積する。

・技術導入における様々な分野との協力を行う。

・研究開発および政策の観点から、代替燃料の分野における国際協力を進展させることは重要である。

供給側

燃料技術

コストならびに環境面の影響を低減するために、バイオマス生産のための総合システムを、さらに開発する必要がある。燃料技術は、原料、処理面の開発、処理システムの研究、費用的な側面、環境面の側面を対象とする必要がある。

化石燃料および再生可能な資源を利用した燃料の生産、精製、処理、貯蔵、流通、利用に関わるコストや環境へ面の影響を低減することに、取組みの焦点があてられなければならない。

代替燃料

セルロース系の原料から費用効果の高いエタノール生産を行うための研究開発に対する支援の継続。パイロット工場に関する決定を行うのに必要とされることは、2002年の審査段階前に得ることができると予想される。

・セルロースからのエタノール生産に焦点を当てながら、他の代替燃料に関連する研究にも予算を充てるべきである。

・代替燃料の生産過程やエネルギーの貯蔵で技術面のモニタリングを行う。

・流通、貯蔵、コスト、環境面への影響に関するシステム研究

自動車技術

排出ガスが少ない自動車およびドライブシステムに関する研究開発への支援継続

・特に再生可能な資源を利用した燃料向けの燃焼エンジンおよび駆動用の燃料電池の開発プロジェクトに研究開発の焦点があてられるべきである。効率が高く、エミッションが非常に少ない、ガスまたはアルコールを燃料とする自動車向けの部品、サブシステム、エンジンの研究開発が優先される必要がある。

・代替燃料、電気ハイブリッド、エネルギー貯蔵といった分野における、国際的な研究開発協力および技術面のモニタリング。

 

研究開発支援

NUTEKは、97年から99年まで、燃料技術のプロジェクトに年間3000万〜3500万クローナの資金が必要だと推定している。また、環境に適した自動車技術のプロジェクトには、同期間に年間約2500万クローナが必要という。

 

 

 

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