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り約1500万クローナの税収減となる。

シナリオ2の主要事項

・世界的な開発の影響を供給者および消費者与えるような広範なプログラムである。

・2002年の審査に向けたさらなる研究開発を行う。

・自動車用アルコールおよび再生可能な資源を利用したその他の燃料に対する免税措置を2002年の審査段階まで延長する。

・代替燃料の導入および利用いついてのさらなる研究開発を行う。

・2002年までに、代替燃料の利用状況に関する評価のための広範なプログラムである。

 

我々は、代替燃料の長期的な導入についてはガソリンの代替促進に焦点をあて、比較的小規模な導入については大型車に焦点をあてるすべきだと考えている。低濃度ブレンドが補完的な役割を果たす。FFVまたは最適化された自動車への代替燃料の導入によって、長期的には、運輸部門からのCO2の排出量の削減が可能になる。都市部では、窒素酸化物やパーティキュレートの低減といった環境への配慮などが理由となって、大型車でより限定的な代替燃料の導入が図られるであろう。もちろん、これらのことは変化する可能性がある。

我々は、シナリオ3による、経済負担および公共財政に与える実質的な影響について概算を行った。算定結果を基に、以下の予測を立てた。

・エタノールの生産コストは、2003年に1リットルあたり1.80クローナとなる。

・エネルギー委員会によると、原油価格の上昇が見込まれる。ガソリンとディーゼルの価格は、現在から2020年までの間に年間1%ずつ上昇する。

・バイオ燃料の導入は2003年から2010年まで行われる。

・2020年には、化石燃料70万m3に相当するバイオ燃料が導入されると想定される。

・我々は、バイオ燃料は主にFFVに利用されると想定している。さらに、低濃度のバイオ燃料を混合した化石燃料が市場に出回り、大型車で広く利用されるとみている。

経済面への影響は、二酸化炭素コスト換算値や、化石燃料との関係におけるバイオ燃料の効率性に関する予測をもとに算定される。2003年から2020年までの公共財政における累計的な支出費用は、約50億〜70億クローナ(年間平均3億〜4億クローナ)になる。

 

研究開発に対する努力

 

シナリオ3の実施条件として重要なのは、研究開発の継続である。

研究開発戦略のベース

KFBとNUTEKは、以下の点を研究開発戦略のベースと考えている。

 

 

 

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