代替燃料の利用効率が高まれば、こうした燃料の需要を減らすことができる。効率利用が進めば、(例えば石油/エタノールの比率が1/1.5から1/1.3となれば)FFV向けのエタノール需要は、82万m3から約71万5000m3に減少すると見込まれている。
・流通コスト
目標となる2010年までに残された期間は短いため、エタノールを既存の流通システムで大量に導入する必要がある。燃料の種類に幅をもたせる必要などもあることなどから、これはおそらく最も費用がかかるシナリオである。表8は、各種エタノール燃料の流通コストを示したものである。