るための新しいシステムが開発されている。現在、OKやシェル、スタットオイルといった石油会社が、ストックホルム市内にバイオガスの充填所を建設することを計画している。
?E OK
スウェーデンでエタノールの供給を行っているSEKABと提携している。OKは、E85(充填所数24ヶ所)やE10(イェチボリで稼働開始)、RME(充填所数17ヶ所)、バイオガス(ストックホルムで稼働開始)などの様々なプロジェクトに関与している。さらに、ニートエタノールや軽油に15%のエタノールをブレンドした燃料を利用する大型車のプロジェクトにも関係している。普及台数の増加や生産コストの低下が無い限り、スウェーデンではバイオ燃料の市場は育たない。しかし、引き続きこれらの燃料は、代替燃料のなかでは大きな役割を果たす。
?C トタル
フランスでバイオ燃料の導入が成功している理由を紹介した。
フランスの経験によれば、バイオ燃料の成功の理由はパートナーシップ精神である。
以下の関係者による対話が十分なされた。
・農業生産者連盟 ・農業部門 ・一部の石油会社 ・フランス政府当局
バイオ燃料は、
・通常のガソリンやディーゼルとのブレンドが可能
・自動車の改良を必要としない
など、有利な点が確認され、トタルは、二つのETBEプラントを建設するため、エタノール生産者などと合弁プロジェクトを実施した。(出資率は40%)
トタルのバイオ燃料プログラムは将来的にも、「パートナーシップ精神のもと、コストや効果ならびに各パートナーの実状を加味しながら、バイオ燃料の開発を継続する」という。
?B ボルボ
バイオ燃料の普及のための必要条件、代替燃料の評価、スウェーデンならびに世界各地域の代替燃料に対するへの関心、ボルボの燃料開発状況(図4-2-8)、まとめなどを発表した。
代替燃料および再生可能な燃料の導入に関するボルボの立場は以下の通りである。
・経済的に競合可能かつ環境配慮型の燃料やエネルギー源の開発を刺激するのは政策や規制である。
・最も良いエネルギー効率が得られる分野ならびにプロセスを最優先とする。
・国際協調および代替燃料の基準づくりが必要である。