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るなかで、現在システムチェックが行われ、営業運行に備えてバス運転者などの研修に利用されている車両は1台のみです。

 

Q 特別な車両安全対策はありますか?

A 複数の安全対策用システムがあります。例えば1) 消火システム 2) 水素漏れ探知システム 3) 自動エンジン停止システム 4) 漏電よけ などです。

 

Q 定期的に交換している車両部品は何でしょうか。

A 1) エアシステム内の各種フィルター 2) 脱イオンウォーターシステム 3) 潤滑系

 

Q ディーゼル車と違うメンテナンス項目はありますか?(特に燃料シリンダーの点検方法はどうですか?)

A 燃料シリンダーについては毎月、目視による確認と燃料漏れ探知器によるチェックを行っています。その他にも電気部品を中心として、ディーゼルバスとは異なるメンテナンス項目は多数あり、チェックを実施しています。

 

Q メンテナンスにおける問題点はありますか?

A バスは依然としてシステムチェック段階にありますので、現在のところ実際のデータはありません。燃料電池(水素)バスはディーゼルバスよりも非常に複雑であるため、問題となる部分もあるかと思います。

 

Q 試験車両およびディーゼルバスの価格を教えてください。

A 燃料電池(水素)バス→140万米ドル(1億8200万円)

ディーゼルーバス→27万5000米ドル(3575万円)**

現在5台しか製造されていないプロトタィプのもの。

**複数のメーカーが生産している40フィートバスの推定市場価格。

 

Q 資金的な援助はありますか?

A 燃料電池(水素)バスについては、シカゴ市や州政府、連邦政府から、100%で資金が交付されます。さらに、ディーゼルバスの購入に際しても、全般的にこうしたところから資金を受けています。

 

・燃料に関して

Q ディーゼルやガソリンと比較した場合の小売価格および税金について教えてください。

A 水素 0.75ドル/100scf (軽油1L相当換算約116円) (a)

ディーゼルNO1 0.6643ドル/gal (22.8円/L) (b)

ガソリン(87無鉛) 0.8032ドル/gal (27.6円/L) (c)

 

 

 

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