現行程度の流通量で現行のルート、設備をベースに着色したメタノール燃料が流通することを前提に(ルート内の流通量の増減は可)、コストを最小にすること及び現状の化学用メタノールの供給に与える影響を最小限にすることを考慮し着色剤を添加するための最適ケースを検討すると、現行の二次基地において手作業により添加する方法が最も現実的であると考えられる。
なお、二次基地にて、手作業によりメタノールに着色を行い、メタノール燃料を製造することを前提にした場合の毒物及び劇物取締法上の問題点について検討した。
現在の二次基地は毒物劇物の製造、販売に関する資格を所持しており、基本的には着色したメタノールの製造に関し、法的に問題になることはない。
11.3 着色メタノール燃料の経済性
タンクローリー(専用、共用)、着色方法(添加装置、手作業)、取扱量(現行、現行の2倍)を計算の変数とした。その結果、