なお、参考までにディーゼル車の経済性も示した。データ数が少なく、比較条件(走行ルート、積載量等)が異なり、自動車用燃料として大量普及している軽油と化学用メタノールの一部を自動車用に転用した場合のメタノール燃料の現時点での比較であるので目安としてみる必要がある。
10.3 法的考慮事項
二次基地にて、手作業によりメタノールに着色を行い、燃料用メタノールを製造することを前提にした場合の毒物及び劇物取締法上の問題点について検討した。
現在の二次基地は毒物劇物の製造、販売に関する資格を所持しており、基本的には燃料用メタノールの製造が可能である。表10-9に、燃料用メタノールを製造するにあたっての毒物及び劇物取締法に関係すると考えられる部分と必要となる対応について示す。