されてきた合成染料であり、そのままでメタノールの着色に使用できるものは限られている。また、アルコールカラーとして可溶性を高めた製品はあるが、それらは通常種々の金属等を含んでおり、自動車のエンジン内で燃焼すると有害排気ガスを発生するおそれがあり、メタノール燃料の着色剤としては適切でない。
したがって、まずメタノール燃料着色剤の要求性能を定めることが重要である。
これまで得られた文献情報、データ等から、メタノール着色剤の第一次選定に必要な要求性能を、表3-1のように定めた。
なお、詳細については「低公害・代替燃料自動車普及促進調査報告書 平成7年3月 財団法人運輸経済研究センター」の第I編自動車燃料用メタノールの着色方法に関する調査研究中間報告を参照されたい。