■出席者:小林 肇氏(建設省近畿地方建設局 河川部 建設専門官)
新川良治氏(建設省近畿地方建設局 河川部 総台治水係長)
(1997年12月19日(金)13:30〜14:30 合同庁舎 会議室にて)
■東播海岸
・昭和36年から建設省直轄で整備している。
・建設省直轄工事の海岸は全国で10ケ所。東播海岸と特徴は、
1. 典型的な浸食海岸
2. 住んでいる人が多い…昔から人が住んでいた場所
3. 歴史的な背景が豊富
4. 国道、新幹線などが近くを通過している
■CCZ…大蔵海岸、舞子海岸
・建設省の事業である護岸整備は平成8年度に完了。
・明石市、神戸市の施設整備等の事業が明石海峡大橋開通に合わせ平成9年度中に完了予定。
・神戸市の養浜の砂は、一番上が中国からの輸入。神戸・上海友好プロジェクトのひとつ。
(最新版の資料は市が作っている)
■播磨工区、明石西部工区
◇今までの整備
・突堤は砂が流れ出さないように設置している。
・一番西側の磯浜の礫は、瀬戸内海産のもの。
・その他、養浜海岸の砂は遠くは五島列島、壱岐から運んでいる。
◇「いきいき・海の子・浜づくり」
・その東隣は工事中。平成9年8月、建設省と文部省の「いきいき・海の子・浜づくり」に指定され、砂浜や礫浜など子供達が活動しやすい浜づくりを進めている。平成9、10年の2年で海岸整備は終了し、今後5年間で市の教育施設など海辺以外の事業を進める。
・明石市立少年自然の家で「海洋学習プログラム」をより充実させる計画。海辺での学習、採集・観察、ヨット、シーカヤックなど。
◇「エコ・コースト事業」
・平成8年度から始めた事業。生態系に配慮した海岸整備を行う。
・このあたりではウミガメが上陸しているので、産卵しやすい養浜をつくることが業務になる。
・ウミガメの観測は地元の人が随時行っている。姫路市立水族館では何10匹かを1年間だけ飼育して、海へ放流している。