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■ヒアリング先:藤井要三郎(株式会社ノーリツ 広報室 室長)

中島准一 (株式会社ノーリツ 人事・総務部 総務グループリーダー)

(1997年11日7日(金)AM9:30〜10:30  ノーリツ 応接室にて)

 

■明石海峡ウォークラリーの概要

・毎年11月3日(文化の日)に開催。午前7時スタート。

・3コースを設定。

・途中にチェックポイントを設け、スタンプ、クイズ、最後に空くじなしの抽選会を実施。

・G0ALのノーリツ工場内では、フェスティバルを開催している。

・参加人数は公称3000名、実質6000名。

 

■始められた経緯

・株式上場ののち創立40周年を迎え、「地域に愛される企業」を目指し、地域還元となる事業の一つとして始めた。

 

■参加者

・初年度2000名、翌年3500名…と、毎年1.5倍となり、最高7500名に。スタッフのフォローの限界を超えたため、以後定員6000名としている。今年も応募は10000名を越えている。

・明石市民より神戸市民のほうが多い。今年は神奈川から岡山までの応募があった。

・全国でウォークラリーのグループがあり、あちこち参加している人が参加するケースもあるようだ。

 

■関係者の役割

・主催「兵庫県レクリェーション指導者クラブ」…公共の道路、公園などを使用するため、民間企業では許可申請が下りにくいため。当日50人ほどボランティアスタッフとして応援してもらっている。

指導者クラブはレクリェーション協会の上部組織。インストラクターの資格を有する人たちの集まりで特に事務所があるわけではない。現在明石市保健体育課の職員が副会長に。

・特別協賛「明石レクリェーション協会」。

・協賛…空くじなしの抽選時に商品提供をお願いしている。工場が隣接しているP&Gは歯磨きセット、ノーリツの筆頭株主第一生命はディズニーグッズ、山陽電車は須磨ロープウェイチケットなど。

・後援…名前のみ。明石市は市内で大きなイベントがないため明石を代表するイベントとして位置づけようとしている。当日市長の挨拶がある程度。事前にコース内の公共トイレの清掃など、事務局側から依頼して行ってもらっている。

・協力「(財)兵庫県公園協会」…当初、START地点が明石城公園だったため。震災後仮設住宅が立ち並び現在は別の地点だが、名前は残している。

 

■当日の関係者の動き

・ノーリツの社員約360名とレクリェーション指導者クラブ約50人が、交差点、チェックポイントに待機、誘導している。本来500名ぐらいのスタッフは必要。

・ノーリツの労組が車椅子の参加者の送迎(会社のマイクロバスを利用。戸別訪問)、付き添いを行っている。今年は27名の参加者あり。

・GOAL地点で労組主催のフェスティバルを実施。身障者施設「木の根学園」の手作りクッキーなども販売。

 

 

 

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