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6 やりがい・手ごたえを実感する「個」の連携

―隣を知る。仲間と出会う―

 

●ねらい

・一般の人々に潜在する専門性を引き出し、社会的評価を与えることで、地域での人材育成に結び付ける。

・「なぎさ海道」から発信される情報によって共通のテーマで活動するグループが交流することで、よりよい活動手法の学習や広域的活動につなげる。

・活動の発表・交流を通し、アクセス可能なネットワーク環境を整える。

 

<例>

◇なぎさフォーラム

・ゆるやかな連携の場として、まちづくりをはじめとする市民活動を行っているグループや一般市民、企業、府県・市町などが情報交流を行える場をつくる。

◇なぎさ特派員

・きめ細かな地域の情報収集や提供を行うために、地域の人材を組織化する。

・市民活動から景観スポット、海辺の自然・生物に至る様々な情報を収集する。

◇なぎさの学校

・すでにあるグループとのゆるやかな交流を通して、なぎさに関わる基本的な認識を深める。

・また、その中から潜在する専門性を引きだし、次世代の育成につなげる。

 

●連携モデル

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●関係者にとってのメリッ卜

<市民にとって>

・様々なネットワークをつくることで、活動に対する他人の評価を知ることができる

・海辺の事業との接点ができる

<地方自治体にとって>

・地元に密着した情報と市民ニーズが把握できる

・市民のやりがいによって、海辺への認識が高まり、クリーンアップを積極的に行うなど、本来の市民参加のステージができる

 

●主な背景(対象地域の現状から)

・市民活動・市民参加…地域で活動する市民グループが多数存在するが横の連携が希薄である

・地域の魅力・資源・暮らし…魅力的な資源や市民ニーズを国、府県・市町はつかみきれていない

 

 

 

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