日本財団 図書館


5 「海辺からのメッセージ」を伝えあうシステム

 

●ねらい

・類似性や地域特性を持つ活動、事業などの情報を「なぎさ海道」の視点から収集し、マップやムックなど様々な媒体で地域の人々に知らせ、日常の活動に役立てる。

・市民の持つ、地域に密着した情報を引き出すと同時に、専門的な海浜に関わる情報も収集し、必要に応じて取り出せるしくみをつくる。

・既存のメディアでの情報内容や発信の仕方を再検討し、双方向型の情報交流のあり方を探る。

 

<例>

◇なぎさデータベース

・なぎさ特派員によって、きめ細かな地域情報の収集や提供を行う。

・収集情報は目的に応じて加工し、ターゲットに合わせたメディアを通して発信する。

・集められた情報は適宜メンテナンスをできる体制を整える。

◇なぎさマップ

・海辺に近づき、親しむための地域密着情報のマップ化を図る。

・地域でのイベントなどのサブツールとしても利用する。

018-1.gif

 

●関係者にとってのメリッ卜

<市民にとって>

・地域の再発見を通して、海辺での漁業をはじめとする産業や市民活動グループとの交流のきっかけとなる。

・情報提供者としても、なぎさに対する思いが深まり、海辺のクリーンアップに積極的に取り組むなど協力者の輪が広がる

<なぎさ海道推進会議にとって>

・おのずと集まる専門情報によって、「なぎさ海道」のモニタリングができる

 

●主な背景(対象地域の現状から)

・市民活動・市民参加…体験学習プログラムを展開する施設がいくつか見られるウミガメの上陸は市民の有志で確認・報告されている

市民グループの多くは、まちづくりやクリーンアップをはじめとする環境関連活動を行っており、核となるリーダーが存在する

・地域の魅力・資源・暮らし…魅力的な資源があるにもかかわらず、対外的に知られていないものが多い

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION