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4 共通テーマで広め、深める海辺の活動

-現場で考える・現場で語る-

 

●ねらい

・ワークショップを通して、相互に必要とする情報、ノウハウ、アイデア、評価などを得る場を、継続的に設ける。

・地域に根差した海辺の活動を共通テーマでつなぎ、一連のものとして市民に知らせ、参加者同士の交流を深めると同時に、海辺への関わり方を考える。

 

<例>

◇なぎさワークショップ-地域バージョン-

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◇なぎさウォーク&ウォッチング

・既存のウォークラリーの(1)開催時期を近づける、(2)共通テーマでウオッチング(調査)する、(3)「なぎさマップ」で紹介するなど、一体的な取り組みとして行う。

 

●連携モデル

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●関係者にとってのメリット

<市民にとって>

・ハード整備に関わる制度や目的を知り、今後の計画への提言ができる

・市民が関わるシステムや共同作業に対して、提言ができる

<企業にとって>

・取り組みがなされていない地域に対する広報効果の拡大や地域社会との共存の機会が得

られる

<地方自治体にとって>

・ハード整備前に、市民との相互理解を得ることが可能である

・整備後の活用イメージが把握でき、新規の事業にフイードバックできる

・整備内容や手法に関して、住民の直接的な評価データが入手できる

 

●主な背景(対象地域の現状から)

・ハード整備…省庁間連携の海岸整備が始まっている

・明石海峡大橋…橋を舞台に開通記念イベントが多数計画されている

・産業…イベントがらみで工場開放を行っている企業がいくつかみられる

・海辺利用とメンテナンス…クリーンアップ活動は限られたエリアで行われている

・市民活動・市民参加…体験学習プログラムを展開する施設がいくつか見られる

ウミガメの上陸は市民の有志で確認・報告されている

市民グループの多くは、まちづくりやクリーンアップをはじめとする環境関連活動を行っており、核となるリーダーが存在する

ノーリツ主催の明石海峡ウォークが地域に定着している

・地域の魅力・資源・暮らし…人が集まる拠点が点在している

 

 

 

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