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●質疑応答

【質問】1点目は、BCDCについて、一定の権限が与えられているということですが、どういう権限が与えられているのですか。

2点目は、「なぎさ海道」をつくっていくためには、工場とか流通施設などに協力してもらわないとできないのではないかと思っています。サンフランシスコのベイ・トレイルを造るために工場に敷地の一部を開放してもらったという事例があればお教えください。

【回答】BCDCですが、色々な規制を統括しているところです。民間であれ公共であれ、水辺地域に近い所での投資が行われる場合すなわち湾岸線から100フィート(30.4m)以内の所で投資が行われる場合には、必ずBCDCの許可を得なければならないことになっています。ベイ・トレイルが条件の―部になっている場合は、その経費を払わなければならないことになります。

2つ目の質問ですが、おっしゃるとおりだと思います。しかし、工場の協力を得るという点においては、私どもの成功は限られた範囲でしかなかったと思います。話し合いが行われるのは、工場サイドがBCDCに許可を求めてきた時のみに限られます。その時にベイ・トレイルを水際に設置するのか、内陸側に設置するのかについて話し合いが行われます。成功と不成功と両方あったということです。

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ギャリー ビンガー/サンフランシスコ湾岸地域自治体協会企画部長

カリフオルニア州ウォールナット市コミュニティー開発部長、企画課長、ディルメアー市企画部長を経て、現在に至る。当初からベイ・トレイルに関わり、基本計画・環境評価を指導。更に、サンフランシスコ湾岸地域の9つの郡と100の市の開発と保全の調整を進める地域計画プログラムを指導・監督している。ワシントン大学都市計画修士。

 

 

 

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