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イ)倉庫業務における情報化

倉庫業務においては、営業倉庫あるいは自家倉庫を問わず、処理件数の小口貨物を取り扱う場合を中心に情報システムを構築し、入庫作業、在庫時のロケーション管理、出庫作業(ピッキングリストなど)、料金計算などの作業に情報システムが活用されている比率が非常に高い。

主要荷主や特積みトラック事業者との間で入出庫情報、在庫情報などのEDI化も進んでいるが、各荷主(特に大手企業)毎に独自の構築した情報システムに対応するため、荷主毎にデータを変換したり、個別にシステムを構築するなどの対応を迫られている。

 

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ウ)一般輸送業務における情報化(求貨・求車情報システム)

一般トラック事業者では、社内の情報機器の導入比率及び社外とのオンライン化比率とも倉庫事業者や特別積合せ事業者と比較して低く、相対的に情報化が進展していない。トラック事業者間における帰り荷の斡旋など輸送効率の向上を図るため、システムKIT、ローカルネットワークシステムなどの企業間情報システムが導入されているものの、その利用はまだ一部にとどまっている。

 

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