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3)企業間の電子データ交換(EDI)については、荷主企業、倉庫事業者、特別積合せ事業者で半数前後で実施されているのに対し、一般トラック事業者では約1/4にとどまっている。

 

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?各業種における物流情報化の実際

物流情報化の形態には、特別積合せ輸送など小口貨物を中心としたトラック輸送の運行情報システム、入出庫作業や在庫管理など倉庫業務を対象とした情報システム、車両と貨物の相互融通を目的とした求車・求貨システム、輸出入貨物を対象とした情報システムなどがある。ここでは、インタビュー調査などをもとに、代表的な物流情報化のパターンを示す。

 

ア)特別積合せ輸送業務における情報化

特別積合せ輸送業務においては、小口混載貨物を取り扱うため、処理件数が非常に多いこと、集荷→積み換え→幹線運行→積み換え→配達という多数の工程を経ることなどから、全国展開する大手企業のみならず、九州域内の各事業者においても、社内情報システムが構築されている。さらに、出荷明細、貨物追跡、運賃請求などにおいて依頼主(荷主)との間のEDI化が進められつつある。

 

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