日本財団 図書館


第5章 九州における物流情報化の推進に向けた課題の抽出

 

1. 九州における物流情報化の現状分析の総括

 

(1)九州における物流情報化の現状認識

ここでは、アンケート調査結果やインタビュー調査結果等を踏まえ、九州の物流情報化に関する現状分析のまとめを行う。

 

?各業種別にみた物流情報化の進展度

ここでは、物流情報化の進展段階を、1)情報機器の導入、2)社内物流業務への活用、3)企業間電子データ交換の実施の3段階に分け、各業種における現状を整理する。

1) パソコンなど何らかの情報機器は、特別積合せ事業者や倉庫事業者、荷主企業の約9割が導入しているが、中小企業が大部分を占める一般トラック事業者では8割程度にとどまっており、特に規模の小さい事業者ほど導入率が低い。

 

156-1.gif

 

2) 何らかの情報機器を導入している企業のうち、倉庫事業者や荷主企業では9割以上が物流業務を社内情報システムによって処理しているのに対し、トラック事業者では、特別積合せ事業者、一般事業者ともに8割未満となっている。

 

156-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION