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業種 小売業(セブンイレブン):情報化による計画発注・配送の事例

物流特性

・ほとんどの商品が特約問屋からしか仕入れられない状況の中で、商流と物流の分離を前提とした共同配送により、物流網を集約。

・総合情報ネットワークを活用した計画配送の実現。

・地域集中出店とともに、情報の活用が物流システムの基盤。

 

情報化の現状

・店舗、取引先、共同配送センターを結ぶ生産-物流-販売の総合情報ネットワークを構築。

・計画発注:POSデータ(在庫量、販売動向)にもとづく販売予測

・計画配送:車両積載量や走行距離・時間の最も効率的なコース設定

 

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効果・費用

■情報化全般の効果

・オンラインデータ交信による受発注の正確化・迅速化。

・問屋、配送センターにおける受注から出荷までの作業の計画化

・問屋、配送センターにおける受注から請求までのデータ処理や伝票発行、代金決済、売掛管理等業務の省力化。

■共同配送による効果の事例

・伝票処理にかかるコストの削減

ある共同配送センターでは、共同配送しなかった場合の伝票処理コストが240万円/月と試算されるのに対し、実績は70万円/月。

・積載効率の向上

平均積載率85〜90%を実現。併せて配送車両台数も削減。

・物流コスト全体の低減

北関東の加工食品問屋の物流コストが4年間で15%削減。

■計画発注・計画配送による効果

・問屋・配送センターにおける商品手配、在庫管理、人員・車両配置、店舗側における人員配置等が計画的に平準化して行える。

 

 

 

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