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【E社】

 

業種 倉庫業(運送取扱事業、トラック運送事業等含む)

物流特性

・福岡市内、北九州市内に営業倉庫を運営。流通倉庫として、多品種少量の貨物を取り扱う。一部自動倉庫を導入。

・輸送については、小ロット品目は路線業者が毎日集荷。ロットのまとまるものは荷動き状況により自社及び貸切トラックを併用。

 

情報化の現状

■社内システム

・1984年10月に情報システムを導入(自社開発)。

・本社ホストサーバーと各事業所をオンライン化(公衆回線利用)。

・情報処理業務:?入庫情報作成、?在庫管理、?出荷伝票作成等。

・荷主との契約に基づき、入荷時に倉庫類別、品目、商品コード、容積重量、運賃重量などからなるデータを作成。

・入庫結果は入庫確認書をもとに作業員が事務所で端末入力。

・一部は荷主の要請により、バーコード管理。

・出荷時は、手順等を示した出荷伝票(ピッキングリスト)をもとに作業員が残数を確認しつつ、ピッキング。

■社外とのデータ交換

○対荷主とのデータ交換

・重要荷主10社程度(貨物量ベースで5割程度)とデータ交換。

・フロッピーによる荷渡指図書のデータ交換が中心。

(出入庫スケジュールは午前中出荷指示→夕方即日出荷が中心)

・他の荷主とはFAX等による情報交換のため、手入力が発生。

(自社専用情報システムを導入している大手荷主を含む)

・現状は荷主への電子データのフィードバックは行なっていない。

?情報が電子化されていない企業の存在を前提にしているため、請求書発行などは紙ベース。

?在庫情報などの提供についても荷主からの要請があまりない。

○トラック事業者とのデータ交換

・主要取引会社との間で実施(貨物量シェア約4割)。

・送り状の作成に必要なデータを毎日定時にオンラインで提供。

 

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効果・費用

■効果

・在庫ロケーション管理(製造年月日、入荷月日、品番などをラック単位で随時管理)により、以下の効果がある。

?随時在庫管理(棚卸し不要)

 

 

 

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