[船社]北九州市
●アジアコンテナ航路の推移と見通し
・釜山をマザーホートとする船社代理店
・釜山と門司・伊万里の航路を持つ
●アジアコンテナ航路の寄港の条件
・八代港の実績を評価し、取引を広げたい意向
・熊本港にコンテナターミナルを整備するのもよいが、現状の八代港をフル稼働してはどうか。
設備についても、ガントリークレーンなしで、トラッククレーンでも十分対応できるのではないか。
・熊本の背後圏を考えれば、博多港と競合する。
●県内港湾のコンテナ航路開設の可能性
・週1回の配船で、最低限50TEUの貨物が集まること。
・港湾運送業者との密なコネクションが必要。
・輸出入のバランスがとれること。
●県内港湾の問題点と課題
・釜山航路を拡大したいので、熊本は大きな市場であり、八代港で航路を開きたい。
・100〜200TEU規模の船が中心なので、かなり小回りが利く。
・現在熊本近郊から博多港まで持って行っている場合、単純に輸送コストが浮くことを強調して荷主獲得にかかりたい。
●国際航路開設のための課題
・港湾運送業者と船社とのチームワークが港湾物流を左右するので、よきパートナーを求めて熊本で事業展開を図りたい。
・熊本新港の整備を待つより、実績のある八代港でコンテナ貨物を取り扱う方が現実的と思う。10年先を読むことは難しいので、3年〜5年先の将来構想で取り組んでいる。
[旅客定期船運航会社]
●業務上の問題点と課題
・海上タクシーの横行は、定期旅客船の立場からすれば不合理だが、利用客の立場からすれば便利な存在なので、あえて取り締まれということは考えていない。
・海上タクシーも陸上タクシーのように法規制を加え、同じ土俵で競争すべきではないか。
・定期船については、不定期船としての年間営業日数30日以内を緩和できないか。
・船体検査の費用負担が大きいので、期間の延長か費用削減等の規制緩和策がほしい。