[船社]北九州市
●アジアコンテナ航路の推移と見通し
・水深が浅いので、大きな船ははいれない。400〜500TEU程度までの積載規模となるだろう。釜山とのトランシップがふさわしいのではないか。貨物が少ないことが考えられるので、単独航路というのは難しい。かといって熊本県内の他の港との組み合わせは効率的ではない。
●アジアコンテナ航路の寄港の条件
・熊本県は農業県というイメージが強い。
・輸出カーゴが限られている。(ホンダ以外に思い浮かばない)
・航路としてペイするための貨物量は積載能力のおおむね3分の1ぐらいではないか。
・強力で効果的なポートセールスが必要。
・地方港の競争が激化しているので特例の割引やサービスで荷主を確保する。
●県内港湾のコンテナ航路開設の可能性
・熊本港が整備されれば、道路アクセスがよいので博多と競合することが考えられるが、航路として成り立つためには、輸出入のバランスが必要である。
●県内港湾の問題点と課題
・セールスポイントに乏しいという印象。
●国際航路開設のための課題
・航路運営で最低限必要な貨物の量小型船では、積載量のおおむね3分の1から4分の1程度であろう。週1便としても、果たしてそれだけの貨物がコンスタントに集まるかどうかが不安。