2. 開発の進め方
2.1 基本的前提条件
(1) モデル線区、対象踏切の選定
本試作では実際の列車走行データを収集し、収集したデータを再生してシミュレーションを行うため、モデル線区、対象踏切を選定することとなった。
モデル線区、対象踏切に関しては
・駅の近傍に踏切が設置されている。
・他の踏切が隣接している。
・交差する道路の交通量が多い。
などの理由で都市近郊線にある踏切を選定した。なお、対象踏切は踏切から上り方向176m先に場内信号機が設置されており、交差する道路は非常に交通量が多い。
(2) モデル線区の設備
?@列車選別装置が導入されている。
?AATS装置が設備されている。
?B各信号現示における許容最高速度は次のとおり。
Gゥゥ120km/h
YGFゥゥ105km/h
YGゥゥ75km/h
Yゥゥ45km/h
YYゥゥ25km/h
R・・・・0km/h(ただし、一旦停止後15km/h以下で進入可)
?C列車最高速度・・・・120km/h
?D列車の加減速度 加速度最大 2.7km/h/s
減速度最大 4.5km/h/s
?E列車種別と編成 普通 4両、6両
急行 6両、8両
特急 8両、12両
快特 8両、12両
回送、その他 4〜12両
?F該当線区内の駅と停車列車種別
A駅 普通、急行、特急
B駅 普通
C駅 普通
D駅 普通
?G車両長 18m/両
?H列車のホーム停車時分 20秒〜60秒
?I標準踏切警報時間 39秒
?J最小踏切警報時間 34秒