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■貿易

1994年実績で揚荷258,786トン、積荷300,032トンであった。

 

■都市計画

四日市市総合計画基本構想を基に、「魅力と活力に満ちた産業と文化のまち」を目指している。

 

■主要プロジェクト

・四日市港ポートルネッサンス構想

・四日市中枢都市機能整備事業など

 

■姉妹都市

友好都市: 中国天津市

改革開放経済政策の下で急速に工業化、都市化が進行する天津市を対象として、環境分野の人材養成に継続的な支援を行っている。

 

■その他国際交流事業

(財)国際環境技術移転研究センター(ICETT)を通じて国際環境協力を推進している。ICETTは1990年3月、二重県と四日市市の出損により、「環境技術移転センター」として発足したもので、1991年より通産大臣所管の「国際環境技術移転研究センター」となり、環境保全に資する産業技術と行政施策を諸外国に移転するための国際機関として様々な事業に積極的に取り組んでいる。

1993年、国連地域開発センター(UNCRD)の四日市分室が設置され、同分室と連携しながら、均衡ある地域開発の推進における地方都市の役割やその開発整備および環境保全に焦点を当てた一連の調査研究・研修活動が行われている。

 

■環境の現状と課題

 

◆大気

1995年の測定結果によると浮遊粒子状物質は58源1定局のうち3測定局で環境基準を達成できなかった。硫黄酸化物、窒素酸化物は全て基準に適合している。光化学オキシダントの昼間における非適合率は、3.3〜8.1%で減少傾向にある。

 

◆水質

環境基準は生活環境項目では海域4地点の内1地点(COD)、河川9地点の内5地点(BOD)で達成している。下水道普及率が38%で、処理区域以外では生活雑排水が大きな汚濁要因となっているため、1988年度より合併処理浄化槽設置整備事業を創設し、その設置促進を図っている。

 

◆騒音・振動

道路に面する住宅地においては、自動車騒音の影響が大きく、環境基準に満足していない地点がある。

 

◆その他

地盤沈下: 工業用水法の地域指定を受け、また二重県公害防止条例により規制されているが、一部の地域でゆるやかな地盤沈下が進行している。

 

◆今後の課題

市民意識の高まりの中で、コンビナート工場に対する悪臭公害等の一層の改善要望の他、自動車交通による騒音や大気汚染、生活排水による水路・河川等の水質汚濁、中小工場、建設工事、深夜営業に係る騒音問題など、多様化、広域化した公害問題に対処していかなければならない。

 

 

 

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