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■姉妹都市

サンフランシスコ(アメリカ)、サンパウロ(ブラジル)、シカゴ(アメリカ)、上海(中国)、メルボルン(オーストラリア)、サンクトペテルブルグ(ロシア)、ミラノ(イタリア)、ハンブルグ(ドイツ)の8都市と姉妹・友好都市提携を行い、スポーツ、学術、文化、経済など様々な分野で交流を推進している。また、大阪港は、サンフランシスコ港(アメリカ)、メルボルン港(オーストラリア)、ルアーブル港(フランス)、上海港(中国)、バルバライツ港(チリ)、釜山港(韓国)、サイゴン港(ベトナム)と姉妹港、友好港の提携をしている。さらに、香港、シンガポール、バンコク、クアラルンプール、マエラ、ジャカルタ、ソウル、上海、ホーチミンの9都市とビジネスパートナー都市提携を行っている。これは経済ビジネスに特化した新しい形の都市提携で、1988年に始められた。

 

■その他国際交流事業

大阪市は、1970年「日本万国博覧会」、1990年「国際花と緑の博覧会」と過去2度の国際博覧会を開催している。1995年のAPEC大阪会議をはじめ国際会議の開催回数も、東京23区に続いて多い。1987年大阪国際交流センター設立、1997年には「大阪市国際化推進基本指針」が策定され、さらに国際交流.国際協力が推進されている。

1992年よりJICA集団コースの受入をはじめ、専門技術職員の派遣などの国際協力も積極的に行われており、1993年にはUNEP国際環境技術センターが設立された。

 

■環境の現状と課題

◆大気

全体としては改善傾向にあるが、二酸化窒素、浮遊粒子状物質、光化学オキシダントについては未だに環境基準を達成していない。

◆水質

代表的汚染指標であるBOD(海域ではCOD)で見ると、大阪市内河川水域の一部、寝屋川水域、大和川で環境基準を達成できなかった(1995年度)。健康項目については全ての地点で達成していた。

◆騒音・振動

1995年度の市民からの苦情の5割が騒音・振動に関するものであった。

◆廃棄物

1995年度は年間約214万トンのゴミを処理。このうち、可燃ゴミ185万トンを焼却、残る不燃ゴミを資源化および埋立処分した。

◆その他

地盤沈下:現在はほぼ沈静化している。

都市化の進展、産業の高度化等に伴って、有害化学物質等新たなタイプの汚染が問題となる可能性がある。そのため、アスベスト、有機塩素系物質についてモニタリング調査を実施している。

また、地球環境問題に関連して、酸性雨の影響調査、フロン等のオゾン層破壊物質調査も行っている。

 

 

 

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