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して北九州自動車道が整備されている。この都市高速道路は全国で初めて国から譲渡されたものである。

 

◆空港:北九州空港では、小型ジェット機による北九州一束京便が就航しているが、現在、人工島を利用した新北九州空港を建設中。完成すれば、大型ジェット機が24時間離着陸可能となる。

 

◆鉄道:新幹線をはじめ九州各地、本州を結ぶ鉄道網が整備されている。

 

◆モノレール:交通渋滞緩和のため、モノレールを建設、都心と郊外の住宅地とを結んでいる。

 

◆港湾:1964年、門司、小倉、洞海の3港が統合して北九州港が誕生した。現在3つのコンテナターミナルが稼働。コンテナ貨物取扱量は年間707万トンで、西日本最大規模を誇る。

 

◆公園.緑地:「響灘緑地」「山田緑地」などの大規模公園の他、都市公園や街路樹の整備等を行っている。一人当たりの都市公園面積は9.38?uであり、政令都市の中で2番目の広さである。

 

■経済活動

北九州市の総生産は3兆6952億円(1990)。総生産額から見た産業構造は、第1次産業が0.3%、第2次産業が35.4%、第3次産業が64.3%となっている。従来、鉄鋼業等を中心とした素材型産業に偏っていたが、最近は、より付加価値の高い産業用ロボット、IC関連製品、新素材等の先端産業が育ってきている。

 

■貿易

北九州港の貿易額は輸出6350億円、輸入5033億円。主な輸出品目は、鉄鋼、一般機械、輸送用機器、電気機器、有機化合物等。主な輸入品目は、衣類及び同付属品、天然ガス及び製造ガス、機械及び輸送用機器、石炭、生ゴム等である。また、主な貿易相手国は中国、韓国、台湾、インドネシア、タイ、アメリカである。

 

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