市の最高責任者は市長で選挙で選ばれる。副市長は10名から成る市評議会の最高責任者で、市の第二責任者である。副市長は立法部門の統括を管掌する。
パタンガス市は政治的には105のバランガイに分かれている。バランガイは最小単位の政治区分で7人から成るバランガイ評議会を率いるバランガイ長に代表される。
市の首長部門・立法部門とバランガイレベルの間にはたくさんの役所があり、それを統括する部局がある。これらの役所は市政府とその構成部局間の日々の連絡調整等を行う。
課税に関する地方政府規則により、市は各種の財源をもっている。例えば、国からの交付金、資産税、事業許認可料、市場、屠殺場その他の事業収入等である。
■インフラ整備状況
◆給水:市の上水システムは1926年フィリピン政府とアメリカ合衆国の協力で建設された。1957年このシステムはNAWASAに移管され、その14年後、市自体がシステムを運用することが決定され、最終的には地方水道事業庁の管轄下でパタンガス市水道部が運営している。
パタンガス市水道部(BCWD)は深井戸から地下水を汲み上げ各給水系に配送する。BCWDから給水を受けていないがランガイについては、市の資金と国から出る種々の金で掘抜き井戸を掘ってそれぞれの給水をしている。
◆電力:84のバランガイにはフィリピン電力公社(NPC)からマニラ電力(MERALCO)を通して給電している。二つのバランガイには地域の企業から