天津
Tianjin
■文化
天津市は、中国で最も有名な歴史文化都市(10ヶ所)の一つである。旧租界地には今なお、当時の教会や銀行などの建物が残っている。歴史文化遺産が多数保存されており、演劇、民芸も有名である。市内には国または市の指定文化財が37ヶ所あり、博物館や記念館には53万個以上の展示品がある。天津市歴史博物館、天津市芸術博物館など。
■教育
天津市には南開大学、天津大学など29校の大学、中学、高校及び専門学校が1,000校以上もある。天津市では9年間の義務教育を実施しており、市民に高等教育が普及している。市内には、300以上の研究所があり、各分野の専門技術者が60万人以上いる。
■行政制度
天津市は北京、上海と並ぶ中央政府直轄都市で中国第3の大都会である。
天津市には6つの中心区(和平、河北など)、3つの濱海区(塘沽など)、4つの郊外区(東麗など)、5つの県(蘇県など)、合計18の県区から構成されている。
■インフラ整備状況
◆港湾:天津港は中国北方最大の多機能型国際貿易港であり、170ヶ国(地区)300港と交易を行っている。港には59基のバースがあり、コンテナ40万TEUを取り扱い、年間取扱量は450万トンであり、今世紀末には1億トンに達すると予想されている。
◆道路:京津塘(北京一天津-塘活)高速道路が供用されており、北京まで1.5時間、北京空港まで2時間、天津濱海国際空港へは38kmという距離にある。
◆鉄道:北京ハルピン線、北京香港線を経由し全国の鉄道ネットワークと接続している。
◆通信:電話は110万木の交換容量があり、国内の1,700ヶ所及び260ヶ国(地区)と繋がっている。
◆下水道:海河の南北の水路が下水道の役割を果たしており、それぞれ汚水処理場が1ヶ所ずつある。天津市の汚水の約40%を処理している。
◆上水道:市内を流れる海河の水は飲用に適さないため、河北省北部から23km導水している。