大連
Dalian
ウラジオストック(ロシア)
仁川(韓国)
ヒューストン(アメリカ)
バンクーバー(カナダ)
大連港は北九州港と姉妹港である。
■その他国際交流事業
東アジア(環黄海)都市会議の構成都市である。
■環境の現状と課題
◆水質
沿岸海域は、油、窒素、リンが国の環境基準に適合していない。毎年、富栄養化による赤潮が発生している。
工場排水、生活排水により、河川の水質汚濁も進行している。生活排水の多くは無処理で河川に流されている。総量規制の導入を計画中である。
◆大気
エネルギーの多くが石炭のため、ばい煙が激しい。
自動車排出ガスについては、一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物の規制を行っている。
◆騒音・振動
生活騒音による苦情が増加している。
◆廃棄物
収集ゴミのうち、鉄、紙、各、ビンなどを再資源化。その他の一般ゴミは埋立処分している。
■持続可能な開発に関する経験
中国の環境保全のモデルとなる「大連市環境モデル地区整備計画」を推進中である。
“大通市環境モデル地区”は大連市の中心に位置し、その範囲は中山、西崗、沙河口の三区と甘井子区の一部を含む地域で、同地域の総面積は217.24k?u、全市域面積の3%近くを占め、人口は総人口の30%を占めている。
この計画は大連市の友好都市である北九州市によって提案され、中国国務院関係部門の指導者の賛同を得た後、中国国家環境保護局が関係省庁と検討した結果、大連市に環境モデル地区が建設されることが決定した。その目標は次のとおりである。約10年の歳月をかけて、北九州市(“グローバル500”受賞都市)をモデルとして、国際支援を得ながら、都市インフラ整備と