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レム チャバン

Laem Chabang

 

■行政制度

 

1932年の立憲革命以来、立憲君主制をとる。現在の憲法は1991年12月に公布された。

国会は上院および下院からなる二院制をとる。

下院議員は普通選挙によって選出されるが上院は内閣の助言のもとに国王により任命される。

タイの行政組織は高度に中央集権化されている。

 

■インフラ整備状況

 

◆港湾:レムチャバン港は東部臨海開発の一環に位置づけられ、タイでは初めての大型船が着岸できる本格的な港として建設されたもので、1992年1月にすべてのコンテナターミナルが完成した。後背地にはレムチャバン工業団地が造成されている。コンテナターミナルは3バース建設されており、各ターミナルの規模は300m×350m、水深14mとなっている。

◆交通:バンコクと結ぶ高速道路。タイ国有鉄道。

◆上水道:27,000m3/日を供給

◆電話:5,000回線

◆下水道:下水処理場は20,500m3/日の能力をもつ。

活性汚泥処理。

など、工業団地のインフラは整っている。

 

■経済活動

 

タイ国では、経済成長を工業化の推進に頼るだけでなく、農業の高度化も平行して進める、いわゆる「Agro―Industry」化を進めている。

レムチャバン地区はレムチャバン港を背景に、労働集約型・輸出型軽工業の振興を図る。東部臨海地域開発計画により、レムチャバン工業団地が造成された。工業団地はタイ国工業団地公社(IEAT)により造成、運営されている。また、IEATはタイ国工業省の所掌下にある公社であり、工業団地法によって設立されており、工業団地内の工場について権限を有している。

 

■貿易

 

主な輸出相手国は、アメリカ、日本。主な輸出品は、工業製品、食料品等、主な輸入品は、工業製品、化学品、石油類等である。

 

■主要プロジェク卜

 

東部臨海開発計画のもと、工業団地の整備、道路、鉄道整備などの他、国際会議場や貿易センター、電気通信センター、大型ホテルの建設など、様々なプロジェクトが進められている。

 

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