仁川
Inchon
■教育
学生数約6,000名を有する仁川大学校(1979年開校)をはじめ、仁荷大学校(1954年開校)、仁川教育大学校(1962年開校)の3つの大学に約13,000名の学生が在籍する。市内には6つの公立図書館がある。
■行政制度
韓国の政治は立憲民主共和制で、元首は大統領である。三権分立制度をとり、国会は一院制である。
地方自治制度が始まって2年目である。地方自治体の行政区は、次のようになっている。
道(日本の県に相当)→市→区→洞
→郡→里
→面→里
市は、発展や合併により大きくなるに従い、広域市に昇格する。仁川は1995年より広域市となっている。行政区域は8区2郡1邑127洞で編成されている。
■インフラ整備状況
◆空港: 永宗・龍遊一円の海面を埋め立て、総面積1699万坪の敷地に事業費10兆ウォンを投入し2020年までに滑走路4本を設置する年間1億入以上の旅客処理能力を備える仁川国際空港を建設中である。
◆港湾:5万トン級の大型船舶が直接接岸し荷役できる基本施設を備える。現在、内港・北港・南港・沿岸港・石炭埠頭があり、国際旅客ターミナル新築等継続的な港湾拡張で東北アジア最大の貿易港湾に発展している。処理貨物量は年間1億5百万トンで、釜山に次ぐ韓国第2の国際貿易港である。
◆交通:国鉄、高速道路がソウルとを結ぶ。
◆上水道:人口普及率95.3%、市内には4ヶ所の浄水場があり、1,360,000m3/日を供給している。
◆下水道:人口普及率約75%。1997年7月新しい処理場の建設で、処理人口が増加した。
さらに、新規処理場の建設や既存処理場の増設を行っている。
◆廃棄物処分場:1987年、ソウル特別市、仁川広域市および京畿道により、首都圏ごみ埋立地が作られ、その敷地は592百坪にも及ぶ。