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■貿易

主な輸出品は冷凍エビ、ロブスター、フルーツエキス、ヤギ皮、牛皮、バッグなど。輸出国は日本、香港、シンガポール、ベルギー、イタリア、韓国、マレーシアなど。輸出量は年間8,777,842t、輸入量は年間698,928t。

 

■都市計画

スマラン市の公表済みマスタープランは1975〜2000年の都市開発のガイドラインを示している。急速な都市化と地域経済を勘案し、都市開発実行案を明確化するため、このマスタープランの評価見直しが進められている。スペース面についてはある程度ないしはかなり詳細な検討が終わっているが、公式に決定されているのは一部分で、残りは未だ進行中である。

修正マスタープランに基づき、市の戦略的土地利用計画が作られている。それには下記の四つの開発区域が示されている。

 

1. 開発区域Ι

この開発区域には1976年の拡張以前の市の行政区であるスマラン.ティムール、スマラン.パラット、スマラン.ウタラ、スマラン.スラタン、カンディサリ、ガジャ.ムンクル、ガヤムサリが含まれている。この区域の用途は既存の主要都市機能、例えば主要商業.ビジネス地区、市民センター、港湾、空港、旧市街保存区域、高密度居住地区、別荘型ないしは居住専用区域等となっている。

 

2. 開発区域II

これに該当するのは二地区のみである。トゥグ、ヌガリヤンがそれで、この二地区は1976年にスマラン市に吸収された。ヌガリヤンには新しい居住区域と大学を設け、トゥグは工業用地区、養魚場および海岸緑地とする。

 

3. 開発区域III

この南東部の開発区域は二つの地区からなる。即ち、トゥンバランの大学用地、グヌソクの工業用地、ペドゥルンガンの新住宅地区およびニュータウンである。

 

4. 開発区域?W

ここには二地区のみある。グヌンパチ、ミジェンは地下水の水源保護、農業関連産業、旅行および環境関連のニュータウンと居住区に供される。

 

■主要プロジェク卜

現在、都市インフラに関する戦略的プロジェクトは完成の域にある。港湾開発OECD、空港開発プロジェクト、工業団地(民間ベース)、基本的都市インフラ(世銀ローン)、ニュータウンプロジェクト(民間ベース)等がそれである。

 

■姉妹都市

国際的姉妹都市協力関係は、スマランとオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベーン市の間に1993年に結ばれた。これは中部ジャワ州とクイーンズランド州との間の姉妹州関係の下の協力である。1993〜1996年の間、両市間で行政ベース、民間ベース合わせ、企業、大学、各種学校等がセミナー、OJT、比較研究のための訪問、短期コース、投資、展示会等をそれぞれの市で行った。

また、国際姉妹都市協力プロジェクトが日本の北九州市との間で進行中で、これは都市環境と持続可能な成長に関するパートナーシップの樹立を目的としている。

 

 

 

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