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スマラン

Semarang

 

■インフラ整備状況

 

◆空港:国内線空港アーマド.ヤニ空港はスマラン市を他の大都市:ジャカルタ(15便/日)、スラバヤ(2便/日)、バンドン(1便/日)およびカリマンタン島の数都市と直結している。路線を運行しているのはガルーダ、メルパチ、センパチ、マンダラ、ボラック、デラヤの各社である。本空港における1993年の旅客数は着陸280,165名、離陸267,068名。発着回数は着陸9,137回、離陸9,142回であった。

近い将来、本空港からの国際線発着が実現されるものと見られる。その時点では滑走路が現在の1650mから1950〜2500mに延長され大型機の離着陸が可能となる。

 

◆鉄道:国鉄がスマラン市をジャワ島の主要都市、ジャカルタ、スラバヤ、スラカルタ、および沿線のチレボン、ペカロンガン、タガル等と結んでいる。1993年の旅客数は533,769人であった。列車はタワン中央駅ジャカルタ間を最短3.5時間で結ぶ。貨物駅ポンコルは中央駅とlk血離れている。ポンコル駅の1993年の貨物取扱い量は521,995トンであった。ただし、市内を移動するための公共交通機関とはなっていない。

 

◆交通機関:バス、小型バス、ミニバンがスマラン市民の足になっている。市民の交通手段としてもっと快適なものを提供することは、市の将来の大きな課題と見られている。

 

◆道路:国道(34km),有料高速道路(6km供用済み、9km工事先)、市道(177km)。

 

◆港湾:スマラン市は外洋港タンジュン・エマス港を有し、島々との間の物資の集配および輸出入を行い、荷揚げ698,928トン、積出し8,777,842トンの実績をもつ。同港は各島間の旅客輸送機能も果たしているほか、国際客船クルーズの寄港もある。

 

■経済活動

スマラン市の総生産高は1989〜1993年の間平均年率13.30%の成長を示した。同期間中のGRPは年率11.8%の伸びであった。GRPに占める最大のものは工業部門(27.6%)である。商業サービス部門は24.75%で第二位となっている。1994年のGRP総額は4.62兆Rp(22億USドル)で、住民一人当たりのGRPは1,833USドルであった。

市の工業部門の構成は、大型企業122、中型351、小型2,204となっている。地域の生み出す雇用は人口の68.2%に相当し、工業労働者(20.1%)、建設業労働者(11.9%)、ビジネスマンおよび商業関係(10.4%)、物流労働者(3.2%)、公務員および軍人(10.7%)、貸家貸室(3.8%)、市外(7.5%)、その他(32.4%)となっている。

 

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