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スマラン

Semarang

 

■文化

スマランの文化は“ペンシラン文化"の名で知られたジャワ沿岸文化の一部を成すものである。この文化の根源はジャワ文化を主体として居り、アラビア、イスラムの影響を受け、次いでマレー文化、また僅かではあるが中国、ヨーロッパ、オランダの影響も受けている。これらの異種文化がそれぞれの独自性を保ちつつ一方では互いに混ざりあって「スマランガン」と言われる独特のスマラン文化を作り上げている。

今日なお存在しスマラン市内で容易に見かけるスマラン文化の遺産としては:伝統的祭り(ドゥンデラン祭、アグストゥサン祭)、独特な食べ物(lumpia,tahupong),スマラン式婚礼儀式および衣装、ジャワ版マハーバーラタおよびラーマーヤナ軽歌劇(ワヤン.オラン),ジャワ版マハーバーラタ、ラーマーヤナの人形影絵劇、ガンバン.スマラン音楽、クロンコン音楽、ガムランオーケストラ等がある。

ラーデン.サレー文化センター(Taman Budaya Raden Saleh)は現代文化のみならず、古い時代の物、伝統的な物も展示している。

 

遺跡、自然景観等の観光スポットとしては下記のようなものがある。

・旧市街:リトルオランダの名で知られ、ブレンドゥク教会がある古いオランダ街が観光名所となっている。

・サンポコン神社:中国文化の旧跡。

・プリ.マエラカカ:中部ジャワ川の35地域を代表するそれぞれ全く異なる家屋を集めたテーマパーク。

・スマランフェア(PRPP):乾季に行われる。

・シンパン.リマ:スマラン市の中心部。夜はロマンチックな場所として有名。大きなショッピングセンターや歓楽街、屋台(夜のみ)等に囲まれた住宅街。

・ゴンベル丘陵:高台からスマラン市のパノラマが望めるピクニックゾーン。

・クレオ洞窟:天然の洞窟と、人慣れした野性の猿がいるピクニックゾーン。

・ティンジョ.モヨ動物園

・中部ジャワ博物館、薬草博物館、インドネシアレコード博物館。

 

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