最近になってやっと注目を受けることになったばかりの高齢者向けサービスの状況に対処している。
・ケアギバー向けのプログラムは、ストレスが多く気の滅入るケアギバーの任務を認識して、ごく最近開発されたものである。このプログラムでは、ケアギバーの高齢者ケアヘの取り組みを助けるための支援と訓練を提供している。ケアギバーは、アルツハイマー病協会、在宅看護基金、病院などの団体により組織された、実際的な訓練・高齢者ケアの公衆教育プログラム・ケアギビングの感情的な側面およびストレスを扱う講演に出席したりする。聖ルカ病院では、高齢者の退院の前に、親族およびメードの様なケアギバーに対して、3日から1週間病院で、ケアについて看護人の監督を受けることを認めている。在宅看護基金の看護士は、患者を訪問する際に、家庭のケアギバーの訓練もする。ケアギバーの感情的な支援を提供するために、在宅看護基金は、卒中の患者およびそのケアギバーに対して、卒中クラブと呼ばれる自立グループの調整をしている。
・休息ケア(ショートスティ)は、ケアギバーのための別のサービスで、高齢者を短期間、ナーシングホーム、高齢者向け住宅、高齢者向け病院に預けることができ、一時的な休息をケアギバーに提供している。西側諸国と比べて、このサービスは、シンガポールでは開発も、宣伝もされていない。ケア機関は、このサービスの提供に乗り気ではない。その理由は、ケアギバーが、休息ケア期間終了後に、高齢者を家庭に連れ戻したがらないという経験をした機関があるからである。現在、休息ケアを提供しているのは、わずか11の高齢者向け機関である。
人口の急速な高齢化が始まり、近年、高齢者向けの社会および健康管理サービスの数と範囲の拡大が起こっている。共同体に基づいたサービスの効果的利用で、コストを低下させ、施設への収容の必要性を減らすことができる。ケアギバーは、カウンセリング、休息ケア、教育プログラム、在宅看護、デイケアセンターの様なサービスを利用することにより、家庭での高齢者ケアの負担への支援がうけられる。一人暮らしの高齢者、または、日中は一人になる高齢者も、食事サービス、デイケアセンター、ドロップイン・センターなどの様々な社会