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会員数は7,544人となっている。この計画は、それぞれ約10人の会員と、自身も高齢者であるリーダーにより率いられた自立グループを形成することにより、近所の高齢者の密接な個人的なつながりを育むことを目的としている。会員はグループのための組織だった会議や活動、非公式の集まりや活動を通して、まさかの時のための相互の絆と支援を開発している。

・高齢者活動センターは、前述の通り、MCD-HDBのプロジェクトの一部で、高齢者向けのワンルームのHDBの賃貸アパートの生活環境の改善を目標としている。これらのセンターは、アパートのブロックの1階に作られている。

それはボランティア団体により運営され、センターでは共同体に基づいたケアおよび支援サービスを、ブロック内および近所に住む高齢者に提供/促進している。

・食事サービスは、共同体に住む貧しい高齢者に提供される。1996年には、このサービスを提供しているボランティア団体は32あった。彼らは、団体の敷地内での食事の提供、または、高齢者への食事の配達をしている。頻度は、一日一回から月一回まで様々である。わずかの食事代を請求するところもあり、無料で提供しているところもある。

・高齢者およびそのケアギバーと(注2)へのホットライン/カウンセリング・サービスは、高齢者とケアギバーの心理的および社会的福祉を提供している。高齢者向けホットライン・サービスは1991年、シンガポール高齢者行動グループにより設立された。それ以来、ホットラインの利用は、初年度の685件から、1995年4月から1996年3月までの問の3,634件に増加した。高齢者からの電話のほとんどは、将来についての心配に加えて、若いケアギバーとの問題、寂しさ、孤独であった。ホットライン・サービスは、1995年に高齢者向けの本格的カウンセリング・センターに発展した。センターには、たくさんのプログラムがあり、その中には、カウンセリング・サービス、ボランティアの開発、公衆教育、高齢者向け奉仕プログラムおよび総合的健康検査のような特別プログラムが含まれている。SAGEのカウンセリング・センターは、他の同様のサービスと共に、ごく

 

 

 

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