日本財団 図書館


―デイホスピタルまたは高齢者向け健康管理センターの様なリハビリ用デイケアセンターでは、身体の弱った高齢者、特に、卒中・関節炎。手足の切断により身体の弱った高齢者に理学療法を受けさせている。1996年には、13カ所のリハビリ用デイセンターがあり、500人の身体の弱った高齢者にケアを提供している。

―地域社会デイセンターでは、一般的には自立しているが社会的に孤独な高齢者向けの保護ケアおよび社会的レクリエーション活動を提供している。

・高齢者クラブやドロップイン・センターでは、自立した高齢者向けの社会活動、リクリエーション活動、健康関連の活動を提供している。1996年には、318の高齢者クラブがあり、合計128,888人の会員がいる。

・ホームヘルプサービスは、あまり自立していない、家庭で時々助けを必要とする高齢者向けのサービスである。ホームヘルパーは、食事を届け、話し相手になったり、洗濯・家事・衛生面の世話をし、高齢者の診療所または病院への付き添いをする。現在、二つのホームヘルプサービスを提供しているボランティア団体がある。

・フレンドシップ・サービスは、ボランティアが近所の一人暮らしの高齢者の友人となり、支援するものである。ボランティアは、時には、家事およびその他の仕事を助けることにより、ホームヘルパーと似たサービスを提供する。これは、全国サービスで、ライオンズ・フレンドシップサービス協会と呼ばれるボランティアの福祉団体により運営されている。中学または教会のボランティア・クラブの中にも、フレンドシップ・プログラムを持っているところがある。現在、794人のボランティアが、1514人の高齢者と親しく交流している。

・相互扶助計画は、コミュニティ・センター、コミュニティ・クラブ、レジデンツ・コミソティー・シエア・シティズンズ・クラブおよびピーブルズ。アソシエーション・リタイアリーズ・クラブで進められているプログラムで、高齢者の自立を促すものである。この計画は1993年に始められ、1995年までに739の相互扶助グループができ、

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION