(2) 移動者の前住地または現住地
転入者は約8割が北海道内から転入し、関東地方から1割、他の地方から1割。
転出者は約7割が北海道内へ転出し、他は関東地方へ2割、他の地方へ1割。
転入者と転出者は、地域的にはほぼ同様の高齢者の行き来がみられる。
年齢別では前・後期高齢者とも、道内からの移動の割合は転入で8割、転出で7割。
男女・年齢別にみると、男の後期高齢者で北海道内への転出が減り、関東・中部地方への転出が増える。
(3) 前住地での居住期間
転入者は前住地に「20年以上」住んでいた者が半数以上。3年間から10年間住んでいた者が約2割。10年間から20年間住んでいた者、前住地に住んで3年未満の者が各1割、となっている。前住地に長く住んでいた後の、札幌市への転入者が多い。
転出、市内転居者は前住地に「20年以上」居住していた者から、「3年未満」しか居住していなかった者まで、幅広く転出がみられる。
(4) 随伴移動者
転入、転出とも、本人のみで移動した者は2割。配偶者とともに移動した者、子とともに移動した者は各3割。
市内転居者は、本人のみで移動した者は4割。配偶者とともに移動した者は3割、子とともに移動した者は2割。
男女別では転入、転出とも、男は、配偶者とともに移動した者が最も多く、女は、本人のみで移動した者が最も多い。
前期高齢人口では転入、転出とも、配偶者とともに移動した者が最も多いが、後期高齢人口では本人のみで移動した者が最も多い。
(5) 移動の主因者
転入、転出者、市内転居とも、「自分自身の理由」が4割。「家族の理由」が4割(転出、市内転居者は各3割)。「配偶者の理由」で移動した者は1割。