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転出者は持ち家が5割、借家が3割で変わらず、老人ホーム等が1割生じる。前期高齢層は持ち家が5割、借家は3割で変化なし。後期高齢層は、持ち家が4割から5割へ増加、借家が3割で変化なし。

市内転居者は持ち家が3割で変わらず、借家が4割から3割へ減少、老人ホーム等が5%から2割へ増加している。前期高齢層では、持ち家は3割、借家は4割で変化せず、老人ホーム等が1割生じる。後期高齢層では、持ち家が3割から2割へ減り、借家は2割で変わらず、老人ホーム等が1割から4割へ大幅に増加。

男女、年齢別では転入者の男は、後期高齢者で転入後に持ち家の割合は低下(転入前6割、転入後4割)、転入者の女は、前・後期ともに持ち家は転入前5割から転入後4割へ減少。後期では病院が0から1割へ増加。転出者の男は、後期では老人ホーム等が0から1割へ増加。転出者の女の場合、前期は、持ち家は5割で変わらず。後期は移動前4割から、転出後は5割に増加。前・後期とも転出後は老人ホーム等が増加。

つまり、転入は大きな変化はない。転出は老人ホーム等が増加。市内転居は借家が減少し、老人ホーム等が大幅に増加する。

(2) 高齢移動者の就業状態

転入、転出、市内転居者とも8割が無職。収入になる仕事をしているのは転入で5%、転出、市内転居者で1割。

 

第5章 高齢移動者の移動形態

 

(1) 移動者の出生地

転入、転出者、市内転居者とも、北海道内生まれが7割、道外生まれは2割(転出は3割)、札幌市生まれは1割(市内転居者は2割)。道外生まれでは、東北地方の生まれが転入者総数の1割を占め、他の地域では、どの地域も大きな差はみられない。

出生地へのUターン者は転入で2%、市内転居で5%いる。

 

 

 

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