(3) 療養場所(入院、入所)の状況
転入者は転出者より医療機関に入院している者の割合が大きい。
転入者は転出者より高齢者施設に入所している者の割合が小さい。
(4) 被介護状況
転入者は転出者より介護を受けている者の割合が小さい。
(5) 介護状況
移動前は、転入者のほうが転出者より介護をしていた者が多い。移動後は転入、転出で差はない。
(6) 医療サービス利用状況
転入者は転出者より医療サービスを利用している者の割合が大きい。
(7) 福祉サービス利用状況
移動前は転入、転出で差はない。移動後は転入者のほうが転出者よりも利用者の割合が低い。
第3章 高齢移動者の家族関係
(1) 高齢移動者の配偶関係
転入、転出、市内転居者とも、男は7割が有配偶。女は2〜3割程度。
(2) 家族的地位の変化
転入、転出、市内転居者とも、移動前・後の世帯主は、変化なしが約7割。
世帯主の変化は、転入、転出とも本人から子へ世帯主が移る場合が多い。市内転居者では本人から子へと、子から本人へとが多い。
男性は女性に比べて移動前・後の世帯主の「変化なし」の者が多い。
後期高齢者では前期高齢者に比べて、移動前・後の世帯主の変化が大きい。