総 活
第1章 調査の目的とその概要
(1) 札幌市の居住移動状況
・ 全年齢
全年齢での居住移動では、転入超過率(人口に対する転入超過数)が、13大都市中、最も高い(0.63%)。
政令指定都市となった1972年以降、一貫して転入超過を示している。
・ 年齢別
高齢期において、転出、市内転居に比べ、特に転入者の移動率(転入率)が急激に上昇する。
(2) 住民基本台帳データによる高齢移動者
高齢者は転入、出では3対2で転入超。市内転居者は転入者の3倍。
高齢移動者の男女比は、転入、転出、市内転居者とも1対2。
年齢構成は、転入、転出、市内転居者とも前期高齢者が6割。
第2章 高齢移動者の身体・健康状態
(1) 活動能力
転入者は転出者より活動能力が若干低い。性別では女性、年齢別では後期高齢者が低い。
(2) 日常生活の自立度
転入者は転出者より介助を必要とする者の割合が大きい。