ごあいさつ
「アジア・パシフィック国際バレエコンクール」は、バレエを通じて一層の国際交流を増進すると共に、アジア・パシフィック諸国の若いバレエダンサー達が一堂に会して競演することで相互に啓発し合い、一層の飛躍をしてほしいという趣旨で始めたこのコンクールも今回で第6回を迎えます。
私達の呼びかけに対して積極的に御協力をして下さったオーストラリア、中華人民共和国、韓国、モンゴル人民共和国、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール各国の審査員諸氏、及びオブザーバーとして参加して下さるマレーシア、ベトナム人民共和国の指導者の皆様に主催者側を代表して心から感謝の意を表します。
今回は外国からの審査員は7名、日本側は審査員長を含めて9名が審査に当たります。
出場者は男女合せて外国勢30名、日本側97名が、予備審査的性格のアンシェヌマン、課題曲、フリーダンスを、4日間にわたって競います。
アンシェヌマンの振付指導は前回に引き続きドイツ、モンシェングラヴァ.バレエ団教師ヨーランド・ストラウドさんが行い、日本側の数人のインストラクター達が内外の出場者のお世話を致します。
社団法人日本バレエ協会は今後とも一層の広域化を図り、もってアジア・パシフィックバレエ振興の一翼を担う所存でございます。また出場者の皆様は、このコンクールを通じて世界に雄飛してくれることを願っております。
このコンクールに対して助成をして下さる文化庁、日本財団、そして後援をして下さる外務省、東京都、NHKほか協賛の各社に対し深甚の感謝を申し上げます。
末筆ですが、コンクール実行委員長永江巖専務理事及び実行委員の理事諸氏の労を感謝します。
大会委員長
社団法人日 日本バレエ協会
会長 島田廣