ごあいさつ
このたび第6回アジア・パシフィック国際バレエ・コンクールが、社団法人日本バレエ協会の主催により開催されますことを心からお喜び申し上げます。
本コンクールは、アジア・太平洋地域の次代のバレエ界を担う若手舞踊家の発掘と育成を目的として、昭和62年に第1回が開催されました。以来、2年に一度開催され、今回で6回目を数えますが、回を重ねるごとに充実が図られ、アジア・大平洋地域各国の若手舞踊家の育成に貢献しておられます。
文化による国際貢献が求められている今日、このようなコンクールの開催は、我が国の舞踊界に大きな刺激となるばかりでなく、世界の舞踊界の発展にも大きく貢献するものと存じます。
出場される皆様方には、日頃の研鑽の成果を遺憾なく発揮され、自己の持てる能力を十分発揮されますとともに、今回の貴重な経験を生かし、さらに大きく飛躍されますことを期待いたします。
おわりに、本コンクール関係者の御尽力に対し深く敬意を表するとともに、本コンクールのますますの御発展を祈念いたします。
文化庁長官 林田英樹