IV. ミンドロ島の日本住血吸虫症流行地における超音波検査のMorbidity Study への応用 千種雄一 松田 肇 安羅岡一男 ミンドロ島における住血吸虫症対策は、本年度が4年目に当たる。今回、筆者らは同島の住血吸虫症流行地よりそのELISA陽性率の差により低罹患率村落、中等度罹患率村落、高度罹患率村落を選び超音波検査、血清学的検査を行った。本研究はミンドロ島の住血吸虫症コントロールチーム(SCT)職員の全面的な協力の下に実施した。 1. 検査方法 A. 調査村落
IV. ミンドロ島の日本住血吸虫症流行地における超音波検査のMorbidity Study への応用
千種雄一
松田 肇
安羅岡一男
ミンドロ島における住血吸虫症対策は、本年度が4年目に当たる。今回、筆者らは同島の住血吸虫症流行地よりそのELISA陽性率の差により低罹患率村落、中等度罹患率村落、高度罹患率村落を選び超音波検査、血清学的検査を行った。本研究はミンドロ島の住血吸虫症コントロールチーム(SCT)職員の全面的な協力の下に実施した。
1. 検査方法
A. 調査村落
B. 検査対象者 1996年8月に実施したELISA検査で血清中の抗体が陽性であった241名で、その内訳は Poblacion ?(男:19-69歳、19名・女:25-61歳、10名)San Narciso(男:9-72歳、31名・女:9-61歳、16名)San Pedro(男:10-69歳、36名・女:5-76歳、17名)Malabo(男:7-80歳、88名・女:10-72歳、24名)である。各年齢分布を表7に示す。
B. 検査対象者
1996年8月に実施したELISA検査で血清中の抗体が陽性であった241名で、その内訳は Poblacion ?(男:19-69歳、19名・女:25-61歳、10名)San Narciso(男:9-72歳、31名・女:9-61歳、16名)San Pedro(男:10-69歳、36名・女:5-76歳、17名)Malabo(男:7-80歳、88名・女:10-72歳、24名)である。各年齢分布を表7に示す。
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