99%、天然ガスが71%、石油が42%、一番肝心要の石油は、先ほど申しましたように、ここでは17%になっていますが、20%前後だということを再認識していただきたいと思います。
したがって、全体で一次エネルギーの供給に占める割合は、全体が100%といたしますと25%程度で、先ほど申し上げた数字はこれですね、こういうものである。だから80%から75%は電力以外の形で一次エネルギーを使っている。暖房なんかもそうですね、ということをご認識賜りたい。
ぜひ皆様方にお願いいたしたいことは自家用をやめていただきたいということです。あまりそう言うとトヨタや日産や富士や三菱は困っちゃうけれども、もっとうまい方法で自動車をたくさん作ってもらえればいいですね。自家用はやめよう、極端に言えば。なるべく能率よく大勢の人が一遍に行けるようにしよう。だから自家用はウイークエンドのために準備しておいて、産業のためにぜひ買ってやりたいと思いますから、ウイークエンド用に自家用は使う。しかしながら、毎日の出勤等々はなるべく鉄道などを使っていただきたい。これは何を意味しているかというと、要するに旅客一人当たり、鉄道だと100キロカロリーぐらいで済むんですけれども、自家用だと6倍も使ってしまう。だから10人でも20人でも大勢一緒に送ることができれば、使用するエネルギーが少なくなるわけですね。ですから鉄道一人当たりで使うカロリーに比べて自家用の方がはるかに多いんだということをここで繰り返し申し上げておきたいと思います。皆様方から自家用をおやめいただきたい、なんて言いながら私も使っていますけれど。(笑)でも、自分の家に自家用は私は持たないという主義です。ただ役職上、しようがないから自動車を使っておりますけれども、なるべく自家用はやめていただきたい。これは電力と関係ありませんよ。要するに一次エネルギーを使う上での問題であります。
太陽エネルギーについてお話をいたしましょう。太陽エネルギーというのは、現在のところ、どういう様相かといいますと、大体3キロワット発電として420万円ぐらい必要であります。 1キロワット、1400円ぐらい。3キロワット発電として420万円必要なわけであります。
発電の費用そのものは太陽はただですけれども、しかし、設備を準備するためのお金を考えますと420万円。これは、今、もっと安くなりましたね。 200万ぐらいになっているかもしれませんが、これは急激に安くなっていくので明るいニュースであります。しかし、いずれにいたしましても、二、二年前のデータですと、420万円もかかってしまう、3キロワット発電として。それですと、一般家庭電力の燃料の4倍から5倍の発電費用であるということであります。
しかし、これは2000年には、それこそ通産省を中心とした努力により、20円・パー・キロワットぐらい、キロワット当たり100円を20円ぐらいにする。現在の石油による火力発電の2倍程度、これでも2倍程度です、にせめてしたいということです。
ここまでは、まあ努力をしていく、そして科学技術を進めることによってよくなるだろうと思っていますが、ここで少し世知辛いお話をいたします。もし全国の家庭、日本人は1億人いると言われていますから、1軒に4人ずつ住むとして、2500万戸の家が全部太陽電池を3キロワット備えることにいたしましょう。それで年間どのくらい発電