度の10mの波長に対応する周波数にもち、これ以下の周波数では低減し、それ以上の周波数では暴露限界と同様な周波数特性をもつ周波数応答とすることが望ましいことが明かにされた。
車両がこの特性を持つことができれば、レール継目に関しても十分耐えられる性能を持つことができるものと考えられる。
(6) むすび
以上の解析の結果、試作車両の上下振動に対する周波数応答が明かにされるとともに、これに対する狂いの管理限度が明かにされ、2軸車両とのあいだには大きな差が無いことそして通常の狂い管理のもとで期待される車両の周波数応答特性が明かにされた。
文 献
1) 佐藤吉彦:“乗り心地の立場から見た軌道高低狂いの整備限度”鉄道技術研究報告549(1966.8)。