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6) 10m弦正矢における限度

図7の地上に許される狂いを10m弦正矢としての限度値として見たのが図8である。これによれば、図4の1軸台車の場合に較べて、6〜15m程度の範囲で1mm程度の緩和は認められるが、大きな差は生じていない。

 

 

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(5) 通常の軌道管理に対して期待される車両上下方向の特性

1) 軌道狂いの検測特性と地上における残存狂い

軌道狂いの管理に際して、基本的には10m弦正矢によるが、孤立波となる継目軌道の管理を考え、高低狂いの検測が図9のように行われると考える。これによる残存狂いは図10のように与えられる。

2) 期待される車両上下方向の特性

図10の地上の残存狂いにより、図3および6の8時間暴露限界へ到る車両特性を求めたのが図11である。これによれば、1次の固有振動のピークを最高速

 

 

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